けふは、弩岩竜と初対決した時のことをば話しましょうぞ。
さふ、あれは、諸々の事情にて狩猟への情熱が徐々に失われし頃………
左様な時、砂漠に現れた未確認の巨大な竜、その名も弩岩竜。
この期に及みて逡巡するでござる暇はござらん。
軽々とあしらわれ弾き飛ばされた拙者。
続けざまに砂を食みながら突進する弩岩竜。
あまりの巨躯に逃げる術も見つからず更に弾き飛ばされる矮小な拙者。
こんな屈辱があろうか?
確かに狩猟への情熱は薄れておる拙者でござるが、
せめて一矢報ゐやうと死に物狂ゐにて反撃に転じ申した。
見たか!見たかよこの下郎!!
ごでぃばっ………!!
ち――――――ん
………orz
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さふ、あれは、諸々の事情にて狩猟への情熱が徐々に失われし頃………
狩っても狩っても果てのござらぬ日々。
取り憑かれたように狩り続ける事に疑問を抱き悩み始めた拙者。
果たしてかのような状況で狩りを続けてよゐのか?………と。
果たしてかのような状況で狩りを続けてよゐのか?………と。
左様な時、砂漠に現れた未確認の巨大な竜、その名も弩岩竜。
悩める拙者にも検分の依頼が舞ゐ込み申した。
我が悩みは一先ず置ゐておき砂漠に赴いた拙者。
激しき砂嵐と共に現れしは覇竜の如き巨躯。
まさに砂上に浮かぶ紅き楼閣と呼ぶに相応しき存在感………こやつが弩岩竜か!!
この期に及みて逡巡するでござる暇はござらん。
渾身の一撃を喰らわしめんと致すもあまりもの巨躯に間合を見間違ゑ見事に空振り!
軽々とあしらわれ弾き飛ばされた拙者。
続けざまに砂を食みながら突進する弩岩竜。
あまりの巨躯に逃げる術も見つからず更に弾き飛ばされる矮小な拙者。
もはや赤子の様な扱ゐでござる。
こんな屈辱があろうか?
確かに狩猟への情熱は薄れておる拙者でござるが、
此処まで舐めらるては狩人の…否!
武士の名折れじゃ!!
武士の名折れじゃ!!
せめて一矢報ゐやうと死に物狂ゐにて反撃に転じ申した。
的が大きゐからこそ踏み込みさゑすらば見境無く斬り放題でござる。
巨大な体身躯ゆゑ幾度も弾かるつつも食ゐ下がる拙者。
怒涛の反撃にたじろぐ弩岩竜。
見たか!見たかよこの下郎!!
弩岩竜よ。
此の侭潔く我が刃の錆に………
ごでぃばっ………!!
ち――――――ん
………orz
拙者は弩岩竜に負けたのではないでござる。
きゃつの大き過ぎる体躯ゆゑ思うやうに立ち回れなかっただけじゃ………おそらく。
(武士語 by http://monjiro.net/ http://www.trance-media.co.jp/)
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